敏感肌とは、一般的には皮膚のバリア機能が低下し様々な刺激に対して肌が過敏に反応してしまう状態を言います。
アトピー体質の方などは子供の頃から敏感肌の傾向にありますが、生活習慣の乱れなど様々な要因で大人になってから敏感肌になる方も多くいらっしゃいます。今回は、大人になってからの敏感肌について簡単にお話します。
原因は加齢?
加齢に伴いお肌の水分量は減少し乾燥しやすくなります。また、年齢が進むと代謝も落ちて皮膚のターンオーバーは乱れがちです。そのため、加齢によりお肌のバリア機能は低下する傾向にあります。睡眠などの生活習慣
生活習慣がお肌に与える影響は大きく、例えば睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が低下しお肌の代謝が低下してしまいます。食事面では、ビタミンやタンパク質、食物繊維などの栄養素が不足するとお肌への栄養も不足してバリア機能が正常に働かなくなります。
また、女性は生理周期に伴うホルモンバランスの乱れでも敏感肌症状を引き起こします。
ストレス
過度のストレスは、皮膚の血管収縮や男性ホルモンの増加、免疫機能の低下を引き起こします。その結果、ターンオーバーが乱れたり皮脂が過剰に分泌されるなどの肌トラブルを引き起こします。
対処方法
加齢は止められません。以下の対処方法で年齢のお肌への影響を最小限に抑えましょう。
まずは、生活習慣を改善しましょう。栄養バランスのいい食事を摂り、睡眠をしっかり取りましょう。
手軽に栄養素を摂取できるサプリメントもオススメです。多忙な生活の中で睡眠時間を確保することは難しいかもしれません。寝る前のスマホやテレビを止めて、良質な睡眠を取ることから始めましょう。
女性は生理があるので、ホルモンバランスの乱れを抑えることは難しいです。ですが、ストレスを溜め込まないようにすることでホルモンバランスをある程度整えることができます。適度な運動や良質な睡眠を取るなど、ストレス発散を心がけましょう。
【まとめ】
大人になってからの敏感肌は、上記のような日々の少しの努力の積み重ねで症状を改善することができます。参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた医師
木村奈緒 医師 経歴: 久留米大学医学部卒業。現在は美容皮膚科クリニックにて勤務しており患者様の理想の姿に近づくサポートをしている。 |